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共同通信
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【ワシントン共同】米商務省が7日発表したモノの通関ベース(季節調節前)の貿易収支によると、2023年の輸入額に占める国別割合で、中国が08年以来15年ぶりに首位から陥落し、2位となった。メキシコが首位だった。
この数年の米中対立の激化によって貿易活動の構図が変わり、サプライチェーン(供給網)の再編が進んだことが背景にある。経済分断が加速していく可能性がある。
23年の中国からの輸入額は前年比20.3%減の4272億2900万ドル(約63兆円)で、輸入額全体に占める割合は13.9%だった。メキシコは4.6%増の4756億700万ドルで全体の15.4%を占め、中国を上回った。