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共同通信
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東京商工リサーチが8日発表した1月の全国企業倒産(負債額1千万円以上)は前年同月比23.0%増の701件だった。負債が1億円未満の比較的規模の小さい倒産が7割以上を占め、701件全てが中小企業だった。経営体力が脆弱な中小・零細企業は価格転嫁が難しく、原材料や人件費の高騰が重荷になっている。
負債総額は40.0%増の791億円。「物価高」が背景にある倒産は前年同月の42件から47件に増えた。特に運送業や建設業、食品関連業で目立った。採用難などによる「人手不足関連倒産」は8件から12件に増えた。産業別では飲食業など「サービス業他」が32.4%増の241件で最多だった。