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共同通信
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米国土安全保障省サイバー・インフラ安全局(CISA)は8日までに、中国政府の支援を受けるハッカー組織ボルト・タイフーンが、米国各地の通信、エネルギー、運輸や水道など重要インフラに入り込んでいたとの報告書を発表した。5年以上にわたり潜伏に成功した形跡もあった。
米中対立が武力紛争に進展した場合、電力や水の供給を止め、社会を混乱させるための準備とみている。事業者に対し、インターネットにつながる機器に対策を施すよう要請した。
ウイルスを持ち込むのではなく、標的のシステムでもともと使っている正規ソフトを足掛かりにする環境寄生型の攻撃技術を使うのが特徴。