裕福かつ健康、離婚者は増加
65歳人口、建国史上最多410万人
今年65歳を迎える米国人は、建国史上最多となる約410万人に上る。これまで、長年にわたって退職などと関連付けられていた65歳の定義を、今を生きる65歳が再定義している。彼らは、より裕福で健康であり、あと20年は生きると予測されている。中には、離婚する人も増えており、離婚率は1990年時点の3倍を超えている。
65歳人口の増加は、2027年まで続くとみられる。ピュー・リサーチ・センターの最近の報告書によれば、23年には65歳以上の米国人のうち、20%近くが就労していた。35年前の就労者数と比べると、ほぼ2倍になっている。同センターの調査員が「より多くの人が働く上、より多くの時間働く傾向にある」と指摘するように、働く65歳以上の約3分の2がフルタイム勤務だ。平均時給は、1987年の13ドルから23年は22ドルに達している。
連邦準備制度理事会(FRB)の調べでは、65~74歳が持つ純資産の中央値は10年の約28万ドルが22年には41万ドルに増えている。ただ、現在の65歳で、毎月の年金収入がある人は少ない。一方、週150分の中強度有酸素運動と筋力トレーニングをこなすという連邦政府のガイドラインを満たしている65歳の割合は、増えている。 (6日、ウォール・ストリート・ジャーナル)
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