ヨーカ堂が東北・信越から撤退

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共同通信
イトーヨーカドー北見店=9日午後、北海道北見市

 セブン&アイ・ホールディングスは9日、赤字が続く傘下の総合スーパー、イトーヨーカ堂が北海道と東北、信越地方から撤退する方針を発表した。これらの地域にある店舗は全て閉店または売却する。事業を首都圏に集中することで経営の立て直しを図る。

 閉店、売却する店舗の内訳は、北海道が6店舗、青森県が4店舗、福島県が2店舗。岩手県や宮城県、新潟県、長野県にある店舗も対象となる。ヨーカ堂の空白地域は中四国や九州・沖縄から拡大する。

 今回の閉店を含め、2026年2月末までに93店舗まで減らす方針。16年2月末の182店舗から10年でほぼ半減する。

 ヨーカ堂の23年2月期決算は純損益が152億円の赤字で、3年連続の赤字となっている。