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共同通信
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群馬県伊勢崎市で小学生9人を含む男女12人にかんでけがを負わせた四国犬の飼い主の男性が、狂犬病の予防接種を受けさせていなかったことが9日、市への取材で分かった。市は8日、適切に飼育するよう男性に行政指導した。県警は、過失傷害や狂犬病予防法違反などの疑いがあるとみて調べている。
市などによると、生後91日以上の犬は狂犬病予防法に基づき、飼育開始から30日以内に市町村に登録する必要がある。この犬の届け出はなく、狂犬病予防接種の記録もなかった。
男性は接種を怠ったことを認めている。四国犬を7匹飼っているが、登録していたのは3匹のみで、この3匹も10年近く予防接種の記録が残されていなかった。