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共同通信
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世界銀行のアイハン・コーゼ副チーフエコノミストが9日までに共同通信のインタビューに応じ、中東情勢の緊迫化や、ロシアのウクライナ侵攻による地政学的な緊張の高まりが世界経済の最大のリスクになると警鐘を鳴らした。コーゼ氏は「世界経済が低成長にあることを認識すべきだ」と指摘し、成長力の回復に向けた投資の重要性を強調した。
紛争が激化すれば「エネルギー市場の混乱を通じ、食品などの物価高騰につながることを懸念している」と説明。気候変動による自然災害の増加もリスクに挙げた。
コーゼ氏は「あらゆる課題の解決に投資が不可欠だ。投資を加速する方法を考える必要がある」と強調した。