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共同通信
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日航子会社が1月に羽田空港の制限区域内で車両を運転するための資格試験を社内で行った際、試験監督を務めた社員が受験した社員2人に資料の閲覧を許していたことが9日、国土交通省や日航への取材で分かった。外部からの情報提供で不正が発覚。国の安全管理規程に違反しており、合格した1人を不合格とした。国交省は再発防止策を検討するとしている。
不正があったのは機内食を提供しているジャルロイヤルケータリングで、試験は滑走路や駐機場で車両を運転する際のルールなどを確認するもの。社内の聞き取りに対し、試験監督を務めた社員は「受験者から参考資料を見ていいかと聞かれ、容認した」と話しているという。