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共同通信
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【ソウル共同】韓国が中東諸国と防衛産業分野での連携を強めている。国防省は9日までに、独自開発した中距離地対空迎撃ミサイル「天弓2」10基を32億ドル(約4780億円)で輸出する大型契約をサウジアラビアと結んだと明らかにした。中東歴訪を終えた申ウォンシク国防相は8日の記者会見で「韓国の防衛産業が長期にわたり安定して成長できる環境を整えた」と成果を強調した。
天弓2は韓国版パトリオットと呼ばれ、北朝鮮の攻撃に対応する弾道ミサイル防衛システムの中核を担う兵器。2022年にはアラブ首長国連邦(UAE)と35億ドル規模の輸出契約を締結した。