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共同通信
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岸田文雄首相は9日発売の月刊誌「中央公論」のインタビューで、今後の政権運営で発信力を重視する意向を示した。発足時から重視した「聞く力」に加え「『決める力』を発揮した上で、決めたことを『発信する力』もより充実させたい」と語った。発信力を高めることで重要政策への国民の理解を得て、内閣支持率の反転につなげたい考えとみられる。
首相は、今すべきことを問われ「国民の厳しい声には真摯に耳を傾けなければいけない。一方で政権として信念を持ってやっていかなければならない」と強調。政権を担う中で「決める力も大事だと感じるようになった。経済、子育て、防衛力など決めることは決めてきた」とした。