Published by
共同通信
共同通信
【ワシントン共同】米連邦通信委員会(FCC)は8日、人工知能(AI)を使って実在の人物のような声を合成し、電話をかける行為が法規制の対象になるとの見解を発表した。選挙混乱や詐欺を抑止する狙い。
バイデン大統領を模した偽音声で投票を見送るよう多数の有権者に促した選挙妨害や、詐欺の事例に言及。「遠い未来のことではない。既に現実の問題となった」と指摘。
FCCは、セールスなどの目的で使われる自動ダイヤルやメッセージ送信を規制する電話消費者保護法の対象になると判断した。合成音声を使って電話をかける側は身元を明らかにし、受ける側から明示的な同意を得る義務がある。