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共同通信
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【スバ共同】上川陽子外相は11日、フィジーの首都スバで、パラオなど4カ国の外相らと相次いで会談した。太平洋地域への影響力を拡大している中国を念頭に「国際秩序を強化し、人間の尊厳が守られる世界を確保していく必要がある」と述べ、協力強化を確認。7月に東京で予定する「太平洋・島サミット」に向け、緊密に連携することで一致した。
上川氏は、ミクロネシア連邦のロバート外相に対し「国際情勢はさまざまな変化が多い時代だ」と指摘した。マーシャル諸島のカネコ外務・貿易相との会談では、東電福島第1原発処理水の海洋放出に言及。IAEAが関与するモニタリングを通じ、安全性が明確に示されていると説明した。