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共同通信
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【スバ共同】上川陽子外相は12日、フィジーの首都スバで日本と太平洋の島しょ国・地域による「太平洋・島サミット」閣僚会合に出席した。終了後、自由で開かれたルールに基づく国際秩序を堅持する重要性や、一方的な現状変更の試みへの強い反対を共有すると明記した議長総括を発表した。海洋進出を続ける中国が念頭にある。
閣僚会合で上川氏は「太平洋島しょ国と手を携え、強靱で持続可能な安定した地域づくりに注力する」と強調した。東京電力福島第1原発の処理水海洋放出の安全性について説明し、科学的根拠に基づく対応の重要性を確認。議長総括に処理水を島サミットの常設議題にすると盛り込んだ。