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共同通信
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東京証券取引所などに上場する地方銀行・グループ73社の2023年4~12月期決算が13日、出そろった。過半の37社が前年同期から増益となり、1社が黒字転換した。前年に米国の急速な利上げに伴う外国債券の売却損を計上した反動が出た。約6割が減益だった9月中間決算から一転、業績が改善した。
ただ足元では企業倒産が前年同月を上回る水準で推移し、地銀の経営環境は楽観視を許さない。原材料高騰や、新型コロナウイルス対策の実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)の返済本格化が背景で、金融機関の資産運用を支援する日本資産運用基盤グループによると、取引先の貸し倒れに備える与信関係費用が増えている。