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共同通信
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岸田文雄首相は14日に在職日数が864日に達し、自らが率いた自民党宏池会(岸田派)出身の故鈴木善幸元首相と並んだ。戦後の歴代首相では10位タイ。ただ自民派閥の政治資金パーティー裏金事件の影響で内閣支持率は低迷しており、長期政権への道筋は見えない。
首相は13日夜、在職日数の受け止めを官邸で記者団に問われ「その都度の判断に精いっぱい思いを巡らす日が続き、何も考えていなかった」と強調。能登半島地震の対応や政治とカネ問題を挙げ「先送りできない課題に全身全霊で取り組む毎日だ」と語った。
鈴木氏は大平正芳元首相の急死を受け、1980年7月に首相に就任。「和の政治」を掲げ、党内融和に尽力した。