サルコジ氏、二審も実刑

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共同通信
フランスのサルコジ元大統領(ロイター=共同)

 【パリ共同】2012年のフランス大統領選で選挙法違反罪に問われたサルコジ元大統領に対する控訴審判決公判で、パリの裁判所は14日、禁錮1年(うち執行猶予6月、実刑6月)を言い渡した。サルコジ氏の陣営が法定上限を超過して選挙活動費を支出したことなどが問われていた。一審判決は執行猶予なしの禁錮1年だった。

 21年9月の一審判決は、サルコジ被告が「支出に関する管理を故意に怠った」と判断。超過額を約2千万ユーロ(約32億円)と認定し「前例のない重大な不正だ」としていた。

 12年の大統領選で右派のサルコジ被告は社会党のオランド氏に決選投票で敗れ、再選を逃した。