地下鉄駅で銃撃、1人死亡5人けが
10代の2グループ、けんかが原因
12日午後4時40分ごろ、ブロンクス区のマウント・エデン・アベニュー駅に停車中の地下鉄車内とホームで銃撃事件が発生し、1人が死亡、10代を含む5人がけがをした。ニューヨーク市警(NYPD)の調べでは、北行きの4番列車内で10代の2グループでけんかが起き、列車内外で少なくとも10発の発砲があった。死亡した男性(35)はグループとは無関係だったとみられる。
電車がブロンクス駅に入り、ドアが開くと、何者かが発砲。乗客がホームに逃げ始めると、さらに発砲は続いたという。少女(14)、少年(15)のほか、女性(29)、男性(28)、男性(71)の5人は病院に搬送されたが、状態は安定している。乗客の一人は「大混乱だった。地下鉄に乗るのが怖くなる」と振り返る。
NYPDの幹部は「無差別の乱射事件とは考えていない。列車内で始まった2つのグループ間の争いが原因だと捉えている」と指摘。けがをした5人の中に、グループのメンバーも含まれているとの見方を示した。争いの発端については、明らかにしていない。同幹部は「罪のない犠牲者が出ている。犯人が誰であれ、NYPDは必ず逮捕するということを、市民は知ってもらいたい」と容疑者の検挙を急ぐ姿勢を強調した。(12日、ニューヨークポスト)
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