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共同通信
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【キーウ共同】世界銀行は15日、ロシアの侵攻開始から2年近くになり、経済的損失が拡大するウクライナが今後10年間で復興に4860億ドル(約72兆8千億円)を必要とするとの試算結果を発表した。2023年末時点の試算で、1年前より750億ドル増えた。
世界銀行やウクライナ政府などが合同で算出した。24年だけで住宅再建やエネルギー、交通分野の復旧のほか、民間企業の支援に150億ドルが必要になると見積もった。うち55億ドルは自国と友好国から確保できるが、95億ドルは見通しがついていないと明らかにした。