Published by
共同通信
共同通信
昨年3月、東京都台東区の自宅で保育園児の次女=当時(4)=に不凍液と抗精神病薬を摂取させて殺害したとして、妻と共に逮捕された細谷健一容疑者(43)が、2018年4月に死亡した姉=当時(41)=と相続を巡りトラブルになっていたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁浅草署捜査本部は死亡の経緯を調べる。
姉の遺体からは次女と同様に不凍液に含まれる有害物質「エチレングリコール」が検出されており、死亡時期に健一容疑者と妻の志保容疑者(37)のいずれかが、不凍液を購入した履歴が確認されていた。
姉の死亡前後の18年中に健一容疑者の母親と父親も亡くなっていた。健一容疑者は同年6月、父親が経営していたホテル運営会社「ホソヤ産業」の代表取締役に就き、健一容疑者一家が暮らすマンションも父親から相続した。これらの相続を巡って姉とトラブルになっていた疑いがある。
逮捕容疑は昨年3月12~13日に自宅で次女美輝ちゃんにエチレングリコールと抗精神病薬「オランザピン」を摂取させて13日に殺害した疑い。