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共同通信
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【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は16日、トランプ前大統領が米全土で妊娠16週より後の人工中絶を原則禁止する案を支持していると報じた。強姦と近親相姦による妊娠、母親の生死に関わる場合の3点を例外にするよう求めているという。トランプ氏に近い関係者の話として伝えた。
最高裁は2022年6月、中絶を憲法上の権利だと認めた1973年の「ロー対ウェード」判決を覆した。世論調査では権利を尊重すべきだとの回答が多い。同紙によると、トランプ氏は11月の大統領選で共和党候補指名を確実にするまで中絶に関する立場の表明を避けようとしている。