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不動産サイト「Clever」の調査によると、ニューヨーク市内でトッピングを1つのせたピザは平均33.65ドルと全米トップの価格であることが判明した。「2024年ベストピザシティ」はコロラド州デンバーで、 「ピザの街」ニューヨークは15位にとどまった。
ピザの値段は全米で年率4%上昇とインフレ率の3.5%を上回る。専門家は「今まで低く抑えられてきた。ここにきて値上がりするのも理解できる」と話している。原材料、賃金、家賃などのコストが上がっているためだ。市内ではこれに「ピザ・ルネサンス」現象が加わる。「上質の小麦粉を使い、長時間発酵させる。トッピングも高級化すると割高になる」という。
ミッドタウンの「Zillions Pizza」ではペパロニのLサイズが33.76ドル。「なるほど、それだけの価値はあると合点できる」ピザだ。ローアーイーストサイドの「Scarr’s Pizza」もペパロニとハラペーニョのトッピングで36ドル。2016年にオープンして以来、自ら小麦を製粉。市内でも最も高価なピザ店の1つだが、海外からの観光客も含めてファンが行列を作る。
評判の店のピザが30ドルを切ったら割安と考えたほうがいい。その点、人気の高いタイムズスクエアの「Joe’s Pizza」やブルックリン・グリーンポイントの「Paulie Gee’s Slice Shop」はともにペパロニピザが29ドル。もっとお得なのはクイーンズ・マスペスの「Rosa’s Pizza」で、長方形で薄生地のグランマピザが配達料込みで25ドル。スタテン島の「Denino’s Pizzeria & Tavern」は16インチのペパロニピザが20.50ドルだ。(15 日、ニューヨークポスト)

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