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共同通信
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衆院は20日午後、本会議を開く。盛山正仁文部科学相が2021年の衆院選で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体から支援を受けたとの疑惑を巡り、立憲民主党が提出した文科相不信任決議案を審議。与党は反対多数で否決する方針だ。不信任案提出を受け、20日に予定されていた24年度予算案に関する衆院予算委員会の一般質疑は取りやめとなる。
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件でも政治倫理審査会の開催を巡って与野党攻防が激化しており、与党が目指す来週中の予算案衆院通過に向けた審議日程は窮屈になっている。
不信任案について、共産党は賛成し、日本維新の会は反対する方向。国民民主党は採決前に態度を決める。
立民は不信任案を19日に提出した。提案理由で文科省による教団の解散命令請求に触れ「盛山氏が国民から疑念を抱かれずに公正な審理を進めることは不可能だ」と指摘。同時に「不誠実な答弁を繰り返し、国民への説明責任を全く果たすことなく居座り続けている」と批判した。