アサンジ被告の米移送審理

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共同通信
20日、ロンドンの裁判所に入るアサンジ被告の妻ステラさん(手前中央)(ロイター=共同)

 【ロンドン共同】英高等法院で20日、米国で機密暴露などの罪に問われ、英国で収監中の内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジ被告(52)の米国への身柄引き渡しを巡る審理が開かれた。審理は21日まで2日間の日程。米国に移送しないよう求める被告側の陳述を受け、本格審理を行うかどうかを判断する。

 英メディアによると、アサンジ被告は体調不良のため出廷しない。被告の妻ステラさんと支援者らは20日、裁判所前に集まり、被告の釈放を求めた。ステラさんらによると、今回の審理が移送を阻止する英国内での最後の法廷闘争になるという。主張が認められない場合は欧州人権裁判所に申し立てる方針。