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共同通信
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【シドニー共同】中国の裁判所がスパイ罪で執行猶予2年付きの死刑判決を今月言い渡した中国系オーストラリア人の作家ヤン・ヘンジュン(中国名・楊恒均)氏の支援者は20日、ヤン氏が適切な治療を受けることを優先させるため、上訴しなかったと明らかにした。オーストラリアのメディアが報じた。
ヤン氏は健康状態が悪化、腎臓の状態も深刻で、家族や友人は間もなく死亡するかもしれないと懸念している。また睡眠を妨げられ、医薬品も適切に入手できなかったり、椅子に鎖でつながれたりしているという。
支援者は、オーストラリアのアルバニージー首相に宛てた公開書簡で「上訴手続きを開始しても、適切な医療行為を受けるのが遅れるだけだ」と説明した。