ロシア事業全面停止25%

Published by
共同通信
モスクワの市街=2018年7月(AP=共同)

 日本貿易振興機構(ジェトロ)は21日、ロシアに進出した日系企業に現況を尋ねた調査で、25.4%の企業が「全面的な事業停止」と答えたと発表した。2年前のウクライナ侵攻以降、今回を含む6回の調査で最も高い比率。日米欧の制裁が長期化し、事業環境が悪化していることが浮き彫りとなった。

 「一部事業の停止」と答えた34.9%を合わせ、約6割の企業で事業に支障が生じている。通常通りだと回答したのは34.9%。事業停止の理由では、評判が下がるリスクや本社の方針変更、日本政府の対ロシア制裁を挙げる企業が多かった。