財務相「国民には怒り」と言及

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共同通信
鈴木俊一氏

 鈴木俊一財務相は21日の衆院予算委員会で、16日から始まった所得税の確定申告に、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件が与えている影響に言及した。「国民が不安や怒りを持っていると感じている」と答弁。「税務署で担当職員が大変苦労しているのは申し訳ない」とも述べた。

 事件を受け国民には、派閥から議員側に還流した裏金が課税対象とならないことへの不満が高まっている。野党は裏金受領が脱税に当たる疑いがあると批判を強めており、立憲民主党の後藤祐一氏は予算委で「国民の声を肌で感じた方がいい」と訴えた。

 鈴木氏は「税務当局から、申告作業は大きな混乱なく進んでいると聞いた」と釈明した。