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共同通信
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ロシアのプーチン政権と対立し、服役中の刑務所で死亡した反政府活動家ナワリヌイ氏の母リュドミラさんは22日、遺体と前日に対面し、当局から「秘密の埋葬」に応じるよう強要されたと批判した。遺体を即時引き渡すよう訴えた。ナワリヌイ氏の広報担当者は、死亡診断書に「自然死」と書かれていたと明らかにした。
リュドミラさんはユーチューブで映像メッセージを公表。21日夜に刑務所がある極北ヤマロ・ネネツ自治管区の中心都市サレハルドで遺体を見せられ、死亡診断書に署名したと語った。当局が葬儀をせずに遺体を埋葬するよう時間や場所を指定してきたと説明した。
「不法な要求を断ったところ『時間がたてば遺体は痛んでいく。プラスにはならない』と脅された」と述べ、遺体の引き渡しを改めて求めた。
ナワリヌイ氏は過去の経済事件などで懲役刑となった。当局の発表によると、16日に刑務所内で散歩の後に気分が悪くなり、意識を失って急死した。当局は遺族への遺体引き渡しに応じていない。ナワリヌイ氏の妻ユリアさんは「夫は殺された」とし、遺体引き渡し拒否は猛毒の痕跡が消えるのを待つためだと主張している。(共同)