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共同通信
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【ニューヨーク共同】22日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続伸し、前日比456.87ドル高の3万9069.11ドルと初めて3万9000ドルを突破した。終値の最高値更新は7営業日ぶり。前日発表された半導体のエヌビディアの好決算が投資家心理を上向かせ、IT株を中心に買いが広がった。
上げ幅は一時540ドル近くに達し、取引時間中の最高値も付けた。幅広い銘柄で構成するSP500種株価指数も105.23ポイント高の5087.03と過去最高値。ハイテク株中心のナスダック総合指数は4営業日ぶりに反発し、460.75ポイント高の1万6041.62と終値としては2021年11月以来、約2年3カ月ぶりの高値を付けた。
物価高を抑えながら景気後退に陥るのを避けられる経済のソフトランディング(軟着陸)への期待感も買いを支えた。
個別銘柄では、ITのセールスフォース・ドットコムやクレジットカードのビザの上昇が目立った。半導体のインテルは売られた。