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共同通信
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【ウィーン共同】オーストリアの裁判所は23日、議会の調査委員会で虚偽の証言をしたとして、偽証罪に問われたクルツ元首相に執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。控訴する方針だという。地元メディアが報じた。
クルツ氏は首相在任中の2020年、前年まで連立を組んでいた右派政党の元副首相が絡む汚職疑惑を調べる調査委で、国有持ち株会社の役員人事への関与を否定する証言をした。しかし裁判所はクルツ氏が関与したとし、証言を虚偽と認定した。
クルツ氏は別の公金不正支出疑惑で捜査対象となったことを受け、21年に首相を辞任した。