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共同通信
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広島市の原爆資料館は23日、2023年度の入館者数がこの日までに176万252人となり、19年度の175万8746人を超えて過去最多を更新したと発表した。新型コロナウイルス禍での水際対策の緩和や、昨年5月のG7広島サミットで資料館への関心が高まったのが背景にあるとみられる。
サミットではG7各国や韓国など招待国の首脳に加え、ウクライナのゼレンスキー大統領も資料館を視察。その後、国内外の観光客や修学旅行客で入館待ちの行列ができるなど、入館者が大きく増えていた。
滝川卓男館長は「国内外から多くの皆さまが来館され、被爆の実相に触れていただくことができたのは大変意義深い」とコメントした。