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共同通信
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【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザの休戦案を巡り、米国、イスラエル、カタール、エジプト4カ国の情報機関トップらが23日、パリで協議を再開した。イスラエル紙ハーレツなどは24日、協議に進展があったと伝えた。イスラエル代表団が24日にパリからいったん帰国し、政府幹部に内容を報告するとの報道もある。
協議の具体的内容は不明。代表団は、イスラム組織ハマスに拘束された人質1人に対し、イスラエルが拘束するパレスチナ人を何人釈放するかについて条件を緩和する権限を与えられたと伝えられていた。戦闘休止の期間やガザ復興、ガザ北部への住民帰還に関しても柔軟に対応する可能性があるとされていた。
関係筋はロイター通信に対し「本格的な交渉に向けた楽観的な兆候がある」と語った。イスラエル政府高官は地元メディアに対し、協議は「初期段階に過ぎない」と語りつつ、3月10日ごろに始まるイスラム教のラマダン(断食月)前に合意することが目標と述べた。