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共同通信
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人事院は26日、2023年度の人事院総裁賞に、非行少年の社会復帰を支援してきた法務省の浪速少年院(大阪府茨木市)など5グループと1人を選んだと発表した。地道な活動などで国民の期待に応えた国家公務員をたたえるため1988年に創設し、今年で36回目。授与式は同日、東京都内で開いた。
浪速少年院は1923年に開設され、昨年に創立100周年を迎えた日本初の少年院の一つ。主に近畿地方の少年を受け入れ、就労支援などを通じて1万6千人超を社会復帰させた。
個人では、海上交通業務の第一人者として、国際会議で議長を務めるなどした海上保安庁の野口英毅専門官を選んだ。