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共同通信
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奈良市立小で、いじめを受けた女児が「わたしは死ねばいいのに」と書いたノートに担任が花丸を付けた問題で、学校や市教育委員会の対応で精神的苦痛を受けたとして女児側が27日、市に約250万円の損害賠償を求め奈良地裁に提訴した。
訴状などによると小5の女児は2021、22年、同級生に蹴られてけがをするなどのいじめを受けた。22年6月、女児が「わたしは死ねばいいのに」と記した自習ノートに、当時の担任が花丸を付け「You can do it!!(あなたならできる)」と書き加えるなど、学校は不適切な対応を取った。また学校と市教委がいじめ行為を認識していたにもかかわらず被害を長期間認定しなかったという。