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共同通信
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交流サイト(SNS)への投稿で殺人事件の遺族を中傷したなどとして訴追された仙台高裁の岡口基一判事(58)=職務停止中=の弾劾裁判第15回公判が28日、裁判官弾劾裁判所(裁判長・船田元衆院議員)で開かれ、弁護側が最終意見陳述をして結審した。裁判所は判決期日を3月27日に指定した。
岡口氏は法廷で「(遺族らに)大変不快な思いをさせた」と述べ、改めて謝罪した。
過去に弾劾裁判で罷免された7件は、重大な職務違反のほか、児童買春や盗撮など刑事罰に問われたケースで、SNSの表現行為を理由とした訴追は初めて。法曹界や識者の間で罷免の妥当性について意見が割れており、結論が注目される。