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共同通信
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【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザの保健当局によると、ガザ北部ガザ市で2月29日、支援物資を積んだトラックに群衆が殺到し、イスラエル軍が発砲した。保健当局は112人が死亡したとして「虐殺だ」と非難した。イスラエル軍は群衆を排除するため警告射撃をしたと説明し、多数が死亡したのは混乱した群衆が折り重なって倒れたためだと主張した。
イスラム組織ハマスは声明で、戦闘休止や拘束下の人質解放を巡る交渉を巡り「われわれの民衆を犠牲にしてまで続けるものではない」と警告し、打ち切りの可能性に言及した。仲介役のエジプトもイスラエルを非難しており、交渉に影響する可能性がある。