Published by
共同通信
共同通信
石川県立七尾高校(同県七尾市)など石川県立の全日制39校、定時制5校の高校が1日、一斉に卒業式を行った。能登半島地震の発生から2カ月。被害により代替施設で実施する学校もあり、地震が影を落とす中、約6千人が巣立ちの日を迎えた。
七尾高校では3年生約190人の門出を祝った。樋上哲也校長は「過去は変えられないが、過去を生かして未来は変えられる。皆さんが築く未来は必ずや優しく力強いものになるはず」と式辞を送った。
卒業生を代表し、園山佳奈さん(18)が「私たちは日常がどれほど尊いかを知っている。今ある日々を大切にしながら、感謝の気持ちを忘れず前に進んでいきます」と答辞を述べた。