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共同通信
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【ニューヨーク共同】米起業家イーロン・マスク氏が、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を開発した米新興企業オープンAIとサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)を提訴したことが1日、分かった。オープンAI設立時の理念に背き、自社の利益を追求しているのは契約違反と訴えている。
米カリフォルニア州の裁判所に2月29日に提訴した。訴状によると、オープンAIは2015年の設立時、「人類の利益」を目的に掲げていた。だが事実上、米マイクロソフト(MS)の「子会社」となり、MSの利益の最大化を図っていると、共同設立者のマスク氏は主張。設立時の契約に基づいて技術の詳細を広く公開することなどを求めた。