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共同通信
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【ワシントン共同】米国務省は2月29日、航空機大手ボーイングが軍事関連の技術データを無許可で中国に輸出するなど、武器輸出管理法と国際武器取引規則に抵触する199件の違反があったと発表した。双方は、ボーイングが5100万ドル(約76億5千万円)の罰金を支払うことで和解した。
国務省によると、ボーイングは技術データを無許可で外国人従業員らに譲渡したり、軍事関連物資を海外へ輸出したりしていた。大半は2020年以前に発生し、ボーイングが自主的に違反を申告したという。
国務省は罰金のうち2400万ドルについて、ボーイングがコンプライアンス強化に充てることを条件に支払いの保留を認めた。