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共同通信
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中国の人権派弁護士、唐吉田氏の一人娘で、2月に留学先の日本で死去した唐正キさんの告別式が2日、東京都内で開かれた。親族らによると、唐吉田氏は参列するため訪日を希望していたが、当局は容認しなかった。監視下に置かれているとみられる。
関係者によると、告別式には正キさんの母親や支援者ら数十人が参列した。参列した中国出身の男性は「唐氏が娘と会えなかったのは遺憾。中国政府が出国を阻止する法的根拠はない」と憤った。
正キさんは2021年に結核を患い意識不明の重体となった。唐氏は娘に会うために複数回出国を試みたが、当局は「国家の安全」などを理由に拘束するなどして妨害。面会できないまま正キさんは今年2月20日に肺炎で死去した。27歳だった。(共同)