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共同通信
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【キーウ共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は1日、ロシアがウクライナに侵攻してから50日後に、両国の交渉担当者がまとめた和平条約の草案を確認したと報じた。ウクライナは北大西洋条約機構(NATO)のような軍事同盟に加わらない永世中立国となり、外国兵器は配備しないことなどが盛り込まれていたという。
ウクライナ側が大幅な譲歩を強いられた内容。交渉は決裂し、戦争は長期化している。ウクライナは現在、欧米の兵器を配備して全領土奪還まで戦うと宣言し、NATO加盟を目指している。
タス通信によるとロシアのペスコフ大統領報道官は1日、「当時と現在とでは条件が変わり、もう草案に現実味はない」とコメントした。
17ページの草案は2022年4月15日付。ウクライナが欧州連合(EU)加盟を目指すことは可能とするが、軍事同盟入りはしないとした。外国兵器を国内に配備しないことや、ウクライナ軍の規模縮小も盛り込まれた。ロシアは兵士や戦車の数、ミサイルの最大射程などを制限しようとしていたという。