ガザ休戦交渉、先行き不透明に

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共同通信
イスラエル軍の攻撃による犠牲者の死を悼む人々=4日、ガザ地区南部ラファ(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザの戦闘で、イスラエル政府当局者は3日、イスラム組織ハマスとの戦闘休止交渉が実施されるエジプト首都カイロに「イスラエル代表団は行かない」と明言した。地元メディアが伝えた。バイデン米大統領は10日ごろ始まるイスラム教のラマダン(断食月)前の休戦合意に期待を示すが、交渉の先行きは不透明さを増した。

 イスラエルメディアは3日、同国がハマスに生存している人質のリストを提出するよう要求したが、ハマスが拒否したと報道。当局者は間接交渉の場に「代表団を送る理由はない」と語った。イスラエルは6週間の休戦案を大筋で受け入れる姿勢とされる。