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共同通信
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【ワシントン共同】米大統領選の共和党候補指名争いで、首都ワシントン予備選が3日、開票され、米主要メディアはヘイリー元国連大使が初勝利を挙げたと報じた。トランプ前大統領が初戦から8戦全勝していたが、対抗馬のヘイリー氏が一矢報いた。投票は1~3日に実施された。
AP通信によると、開票の結果、ヘイリー氏の得票率は62.8%、トランプ氏は33.3%だった。
指名争いは、各州や首都などに割り当てられた代議員の獲得を競う。ワシントンの代議員は少数で、ヘイリー氏の今回の勝利はトランプ氏が指名獲得に向けて圧倒的に優位な情勢には影響しない。
多くの州で予備選や党員集会が集中する天王山スーパーチューズデーが5日に迫る。ヘイリー氏は3日放送のNBCテレビで、スーパーチューズデーで敗北した場合の対応について「まだ競争できる、居場所があると思えば戦い続ける」と述べるにとどめた。
77歳のトランプ氏や、民主党から再選を目指す81歳のバイデン大統領の高齢を問題視し「人々は新しい世代のリーダーを求めている」と強調した。