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共同通信
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岸田文雄首相は4日、北朝鮮による拉致被害者家族会メンバーと官邸で面会した。全拉致被害者の即時一括帰国が実現するなら日本政府の独自制裁解除に反対しないとする新たな運動方針に関し「切実な思いをしっかりと受け止める。強い覚悟を新たにしている」と述べ、自らの手で拉致問題を解決するとの決意を強調した。
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記との首脳会談に向け「新しい時代を切り開いていくとの観点から私の決意を先方に伝え続けていきたい」と語った。横田めぐみさんの母早紀江さん(88)は日朝交渉を巡り「岸田首相と金氏との間では、ちょっと希望を持っている。首相の間に必ず動かしてもらいたい」と訴えた。