官製談合で佐賀・神埼市長を起訴

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共同通信
内川修治容疑者

 佐賀地検は5日、ふるさと納税PR強化事業の委託契約を巡って秘密事項を業者側に漏らしたとして、官製談合防止法違反(入札妨害)などの罪で佐賀県神埼市長の内川修治容疑者(71)を起訴した。

 内川被告と共謀して秘密事項の提供を受けたとして、入札に参加したコンサルティング会社社長の島由美子容疑者(62)も公競売入札妨害罪で起訴した。

 起訴状によると、内川被告は市が昨年実施したプロポーザル方式での「ふるさと納税PR強化事業」の委託契約締結に関し、島被告が社長の会社が選定されるようにするため、選定に当たる評価委員の氏名や、他社の提案書といった秘密事項を島被告に漏らし、入札の公正を害したとしている。