容疑者両親の勾留取り消し認めず

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共同通信
札幌地裁

 札幌市の繁華街ススキノのホテルで昨年、男性=当時(62)=が殺害され遺体が切断された事件で、殺人などの疑いで逮捕された無職田村瑠奈容疑者(30)の両親が申し立てた勾留取り消し請求について、札幌地裁は5日、却下した。両親側は勾留期限が6日に迫っているとして準抗告しない方針。

 両親は父親で精神科医の修容疑者(60)と母親の浩子容疑者(61)。

 2人は4日、鑑定留置を担当した医師が期間中、インターネット上の動画で、殺人罪での起訴が決まっていると印象付けるような発言をしたなどとして、適格性を疑問視し、「無意味な身体拘束を続けられた」として勾留取り消しを求める請求書を札幌地裁に提出していた。