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共同通信
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【ワシントン共同】バイデン米政権は5日、クレジットカードの支払いが遅れた場合にカード発行会社が利用者に請求する遅延損害金について、現在の平均31ドル(約4600円)から8ドルに引き下げさせると発表した。企業による不当な値上げなどを取り締まる新たな組織も立ち上げる。
物価高が続いた米国では政権への不満が強い。11月の大統領選を見据え、国民生活に寄り添う姿勢を打ち出す狙いがある。
遅延損害金の引き下げは、消費者金融保護局(CFPB)が担う。この取り組みにより米国の4500万人以上が年平均220ドル節約できるとしている。CFPBはクレジットカードの金利収入が過去最高水準にあると指摘した。