Published by
共同通信
共同通信
茨城県つくば市の授乳服メーカー「モーハウス」が、授乳用Tシャツが入った防災キットを開発し、被災した母子を支援する取り組みに力を入れている。避難所では、子育て中の母親への支援や女性の性被害防止が課題となっており、自治体でこのキットの備蓄も広がり始めている。同社の光畑由佳代表(59)は「声を上げにくい母親を孤立させない支援が大事だ」と訴えている。
同社の授乳Tシャツは、着物からヒントを得て、両脇の切れ目から授乳できるのが特徴。外出先でもすぐ授乳でき、周囲からは乳児を抱いているだけに見える。防災キットには、このTシャツを速乾性が高い素材で作り、授乳用ブラジャーなどと一緒に入れた。