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共同通信
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静岡市清水区の社会福祉法人「誠心会」の役員を男が指定した人物に代える見返りに、当時の理事長に2千万円を支払う約束をしたとされる贈収賄事件で、変更後に2千万円が法人口座から男の口座を経由して、当時の理事長側の口座に移されたとみられることが6日、捜査関係者への取材で分かった。静岡県警は男が法人を実質的に乗っ取り、資金を横領して支払いに充てたとみて調べている。
県警によると、男は団体職員の金田充史容疑者(52)=社会福祉法違反(贈賄)容疑で逮捕。2022年3~10月、当時の理事長との間で複数人を指定した上で役員の変更と対価の支払いの約束が交わされたとされる。