フーシ派攻撃、初の死者

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共同通信
気勢を上げるイエメンの親イラン武装組織フーシ派の戦闘員=2月、サヌア(ゲッティ=共同)

 【テヘラン共同】AP通信は6日、米政府当局者の話として、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が同日、アデン湾で商船を対艦弾道ミサイルで攻撃し、乗組員2人が死亡したと報じた。一連の商船攻撃で死者が出たのは初めて。狙われたのはバルバドス船籍のばら積み貨物船で、生存者は船から脱出した。6人がけがをした。

 パレスチナ自治区ガザでイスラエルと戦うイスラム組織ハマスに連帯を示し、イスラエルと米国を敵視するフーシ派は昨年11月から商船への攻撃を繰り返している。

 米英両軍は今年1月からフーシ派の拠点をたびたびたたいているが、フーシ派は商船攻撃をやめていない。