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共同通信
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能登半島地震で大規模火災に見舞われた輪島朝市の復活に向け、金沢市で23日に「出張輪島朝市」が開かれるのを前に、販売する干物作りが6日、始まった。出店予定の女性たちが金沢市でフグなど300匹以上の魚を手際よくさばき、しょうゆ漬けに。「実際に作ってみて、開催の実感が湧いてきた」と笑顔があふれた。
輪島朝市で鮮魚や干物を販売していた7人で、2次避難先や輪島市から集まった。「うれしくて涙が出る」「魚触っとる方が落ち着く」などと話も弾んだ。
23日までほぼ毎日作業する。実行委員の橋本三奈子さん(61)は「おいしいものをそろえて、朝市の灯を次の世代につなぎたい」と意気込んでいた。